どうなる! TOKYO2020 Plus1 Vol.12(ジョン・コーツ氏)

どうなる! TOKYO2020 Plus1

*2021年に開催される予定ですが、大会名はTOKYO2020のままです。

東京オリンピックは新型コロナウイルス感染症に関係なく7月23日に開幕する。

9月7日、国際オリンピック委員会(IOC)のジョン・コーツ調整委員長との電話インタビューをAFP通信が伝えた。

国際オリンピック委員会(IOC)のジョン・コーツ調整委員長は、今年5月に新型コロナウイルス感染症の影響で1年延期した東京大会の開催について、206カ国の地域から1万人を超える選手や関係者、ボランティアが集まると指摘し、「ワクチンがないか、あっても世界中で共有するには十分ではないことを想定する必要がある」と話し、大会の再延期もできないとの考えも示していた。

同時にトーマス・バッハIOC会長も来夏に開催出来なければ中止を示唆していただけに、ジョン・コーツ調整委員長の「新型コロナウイルスがあろうとなかろうと大会は開催する」という発言は、東京オリンピックを待ち望むアスリートやファンには朗報だった。  

安倍晋三首相も7月、東京オリンピックが確実に開催できる環境の整備を強調していた。

だが現実は開催の後押しとなるワクチン開発のメドはいまだに立っておらず、コーツ発言には“ゴリ押し”感がぬぐえないでしょう。

昨日も英オックスフォード大とワクチンを共同開発しているアストラゼネカが、安全性データをレビューするために臨床試験を一時的に中断したようです。

最近の世論調査では来年の東京オリンピック開催を望んでいるのは4人に1人という調査結果が出ています。

コロナウイルスの騒動がなければIOCは東京オリンピックに選手1万人、報道関係者2万人、ボランティア6万人態勢を見込んでいたが、この規模の見直しは必要になってくるでしょう。

一方でオリンピックの盛り上がりには、世界から来日する観客が欠かせない。しかし新型コロナウイルス感染症で日本の国境は厳しく制限され、いつ緩和されるかも分からないのが現状です。  

すでに来年7月の開催まで1年を切り、アスリートの不安もさぞかし増していると思います。

アスリート達が目指す最高のパフォーマンスの発揮へ、コーツ調整委員長の発言はモチベーションをさぞかし高揚させたことでしょう!

組織委員会は7月17日、競技日程と会場を発表したが、実現にはまだまだ難題が山積しているようです。関係者の強硬論だけが目につき、引くに引けなくなった東京オリンピックという図式が浮かんできます。

安易なオリンピック開催には厳しい視線を向けている国民の不安をどこまで払拭(ふっしょく)できるのか。開催はそこにかかっているのではないでしょうか。

以上 パン屋さんになりたかったあっちゃんでした。

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